奈良東病院について
医療保険病棟(全162床)
- ・本館3階病棟:地域包括ケア病棟(44床)(※ 地域包括ケア病棟入院料1)
- ・本館4階病棟:回復期リハビリテーション病棟(40床)(※ 回復期リハビリテーション病棟入院料2)
- ・障害者施設等(36床)(北館1階病棟)(※ 10対1入院基本料)
- ・医療療養型病棟(42床)(北館2階病棟)(※ 療養病棟入院料1)
※施設基準はこちらからご覧になれます
理事長ごあいさつ
奈良東病院 理事長鉄村 信治
- <資格>
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- リハビリテーション科専門医・指導医
- 日本リハビリテーション医学会認定臨床医
- 整形外科専門医
- 日本整形外科学会認定運動器リハビリテーション医
- 医学博士
- <役職>
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- 日本慢性期医療協会理事
- 奈良県慢性期医療協会会長
- 奈良県医師会理事
- 奈良県医師会リハビリテーション科医部会副会長
- 天理地区医師会理事
- 奈良県老人保健施設協議会幹事
- 奈良県立医科大学臨床教授
- 大阪医科薬科大学非常勤講師
現在、我が国は世界で最も早く超高齢社会に突入し、今後ますますこのスピードは加速していくと考えられます。このような中で、今後さらに高齢者に対する医療・介護の重要性が増していく事は間違いありません。
我々は、平成元年に高齢者医療・介護を専門とした奈良東病院を開設しました。以後、周辺の介護施設・関連施設を整備し、現在では医療・福祉の総合施設“ふれあいの里”を運営しており、約900人の患者様、入所者様が入院・療養・生活されておられます。
高齢の患者様は若年者と異なり、医療的処置だけでなく同時に介護が必要となるケースが多くみられます。このため当グループでは創設以来、医療・介護施設を複合的に運営する事によって一体的にサービス提供できる体制を整備してまいりました。今まで我々が培ってきた実績や経験は必ずや地域の高齢者医療・介護に貢献すると確信しております。
今後、当院が目指すべき方向として以下の事が挙げられます。
- 地域の医療機関・介護施設との連携を強化し,信頼、協力し合える関係を構築する。
- 適切なリハビリテーションを行い、できうる限り早期の在宅復帰を目指す。
- 重度者、認知症患者様へ対応できる医療・介護体制を目指す。
- 急性期以降のいかなるステージの患者様に対しても切れ目ないサービスを提供する。
- 住み慣れた地域で暮らせるためのサポートを行う。
以上の取り組みを進め、皆様の信頼に応える医療・介護サービスを提供していきたいと考えております。
名誉病院長ごあいさつ
奈良東病院 名誉病院長坂本 永
-
- 天理地区医師会理事
- 医療法人健和会理事
本院は当初180床特例許可病床にて開設致しましたが、介護保険導入・医療制度等の改革に伴い増床・病床類型の変更を行い、平成20年7月に50床の回復期リハビリテーション病棟を開設し、一般(障害者)病棟1病棟42床、医療療養病棟2病棟84床、介護療養型医療施設2病棟84床の計260床という体系となりました。
その後、地域の皆様のニーズに応えるべくさらに病床類型を変更し、現在では地域包括ケア病棟(1病棟44床)、回復期リハビリテーション病棟(1病棟40床)、障害者施設病棟(1病棟36床)、医療療養型病棟(1病棟42床)、透析(13床)、介護医療院(2病棟88床)、として運営しております。
開院当初より高齢化率の高い地域ニーズに応えて、他施設では対応困難な寝たきりや認知症、高齢者リハビリに重点を置き、近隣にある高機能病院や急性期の大規模病院とはそれぞれの特性を生かした連携を図ってまいりました。
また、病院の関連施設として、医療法人健和会・社会福祉法人大和清寿会・株式会社ライフエールにて介護老人保健施設・特別養護老人ホーム・ケアハウス・グループホーム・有料老人ホームという入所・入居施設に加え、訪問看護ステーション(訪問リハビリテーションを含む)・ホームヘルプステーション・デイサービスセンター・ケアプランセンターという在宅における生活をより自立されたものとするよう在宅サービスの充実も図って参りました。
今後それらの施設・サービスを含めた「ふれあいの里」が地域の皆様のお役に立てるよう、職員一同努力していこうと考えております。
病院長ごあいさつ
奈良東病院 病院長菊池英亮
- <資格>
- 日本消化器病学会 専門医
- 日本肝臓学会 専門医
- 日本消化器内視鏡学会 専門医
- 日本内科学会 認定医
- 医学博士
このたび、奈良東病院の病院長に着任しました。宜しくお願い申し上げます。
全世界を席巻している新型コロナウイルス感染症は未だその勢いを減じていません。今後も様々な対策は必要ですが、いずれこの’コロナ禍’を乗り越えることができると信じています。
このような困難な状況下においても、わが国では少子高齢化が急速に進んできており、今まさに私たちの社会は、病気と共存して生活できる社会環境の整備が求められています。さらには、医療を必要とする介護者や認知症患者の増加が問題となっており、医療と介護の連携の強化は喫緊の課題となってきています。
奈良県でも、地域における医療・介護の総合的な確保に向け「地域医療構想」が策定され、奈良方式として病院機能別に「断らない病院」と「面倒見のいい病院」に分類されました。「面倒見のいい病院」は、1:入退院支援・介護連携、2:在宅医療への支援、3:増悪患者の円滑な受け入れ、4:リハビリテーションの提供、5:食事・排泄自立への取り組み、6:認知症へのケア、7:QOL/自己決定の尊重・支援の7機能が求められています。これから益々「面倒見のいい病院」の取り組みが必要になると思われます。
医療法人健和会奈良東病院は、平成元年の病院開設以来、地域のニーズに対応するために様々な改革を進めてきており、現在では、地域包括ケア病棟(44床)、回復期リハビリテーション病棟(40床)、障害者施設病棟(36床)、医療療養型病棟(42床)、介護医療院(88床)などの多くの病棟・施設を有し、それぞれの特徴を活かした総合的な医療・介護サービスを提供できる医療機関として発展してきました。
今後も、地域の医療機関・介護施設との連携をさらに強化し、質の高い回復期リハビリテーションの実施により早期の在宅復帰を目指したいと考えています。また、急性期医療機関との連携もさらに強化し、切れ目のない適切な医療の提供を行っていきます。
これらの取り組みにより、当院が「面倒見のいい病院」として、地域の皆様と共に住み良い社会環境の整備に貢献できるよう努めて参りたいと存じます。
何卒、ご指導・ご支援を賜ります様お願い申し上げます。
私たちの基本理念
私たちは、医療・福祉がサービス業であることを認識し、以下の目標を掲げています。
基本方針
私たち奈良東病院の職員はいつも患者さんの意思を尊重し、権利を遵守して、患者さん中心の医療、看護、介護を実践します。また患者さんのADL改善とQOL向上のため積極的にリハビリテーションに取り組みます。
私たちは他の医療機関や地域の人々と連携して地域社会に貢献し、社会に開かれた病院を目指します。
私たちは患者さんから学ぶという初心を忘れず、より良い医療、看護、介護を提供できるように常に研鑽し探求する精神を持ち続けます。
私たちは力を合わせてチーム医療の遂行のため努力します。
患者権利章典
- 1.だれもが人間としての尊厳と意思を尊重されて、医療や看護、介護を受けることができます。
- 2.だれもが質の良い安全な医療や看護、介護を公平に受けることができます。
- 3.だれもが検査や治療などについて、十分な情報と納得のいく説明を受けてみずからの意思で方針を選択することができます。
- 4.だれもがみずからの診療記録の開示を求めることやセカンドオピニオンを求めることができます。
- 5.だれもがみずからの情報は秘守されプライバシーは守られます。
地域とのふれあい
当院では、“健康講座”や”ふれあい夏祭り”等々を開催し、常に患者様・地域住民のみなさんとの“ふれあい”を大切にしています。
医療設備
医療設備は、全身用CTスキャン、超音波機器をはじめ、胃透視、各種内視鏡等々の医療機器設備の充実、リハビリ設備等々も充実し、高度な医療技術にも対応でき、さらには寝たきり用の入浴機械、車椅子用の入浴設備も完備しています。